自動車は趣味っ!しかしながら趣味の範疇を超え始めた自動車業界の物語02
○棚卸差異率(個数、金額)
半期ごとの決算棚卸時点での、帳簿在庫と現物在庫の誤差。経理からは金額ベース
での報告を求められることが多いであろうが、営業部門としては単品での差異が、販
売のチャンスロスになるので金額ではなく、数量の絶対値(ある販売車種は不足、過剰が
あった場合、いずれも数値を合計する)を差異とすることもある。
○物流業績指標(新車種製造性)
正しくは、時間当たりの処理量(出荷数、配送数)であるが、物流自動車格納庫の総労働時
間、総走行距離などで物量を割った指標を用いることもある。
これらの物流性能を表す指標をもって、3PL事業者に対して目標値を示すことは契
約条件を詰めて行く際に不可欠な要素となる。単に自動車製造販売コストだけでは絶対に避けなけれ
ばならない。自動車製造販売コストは品質=物流業績 に直接かかわるものであるから、自社の限界
点と3PLの高性能の程度を比較するためにも、提示しなくてはならない条件である。