1970年〜1981年の物流
昭和45年からの10年間は、「英知の時代」でした。月着陸の冒険興奮が冷めな
いうちに、ドルショック、光化学スモッグ、列島改造論、オイルショック、再び不況
という国や自動車業界が、国土が政治や経済で翻弄した荒れた時代です。
自動車や鉄鋼が日本の基幹産業として位置づけられ、かつての輸出産業の代表だっ
た繊維が沈んだ転換期でした。電子技術の開花でVTR技術戦争も盛んでした。
このとき、自動車搬送部門は人手不足、施設不足を国策に依存しながら、ひたすら第3の利潤
といわれて合理化へ突入しています。
スーパーの台頭で百貨店はもういらない、自動車部品問屋不要論も再発したときでした。