品質保証 03
プロセスの流れができ、それぞれのプロセスがそれなりに(レベル2なりに)定
義されるようになって、品質保証の形が出来てきたとしても、これだけで、バグが
無くなるわけではありません。もちろん、品質保証が出来ているとして認められる
程の状態になれば、仕様の誤解や不用意な仕様漏れ、また設計漏れといったバグは
、相当数は姿を消すはずです。それは、バグの原因はプロセスの欠陥にあるからで
す。でも、レベル2ということは、まだまだプロセスの精度が低く、実際の作業と
の間で食い違っていたり、成果物の内容が予定通りに行かなかったり、仕様の誤解
などによってスケジュールが逼迫したことで、プロセスの“ショートカット”をや
ってしまうことがあります。このような状態が残っているかぎり、バグは残ってし
まいます。