品質保証 01
品質保証は、レベル2の取り組みのテーマです。もちろん、レベル2で完成する
ものではありません。現実問題として、品質保証はプロセスの定義が前提となりま
すので、通常は、レベル3にまで引きずっていくことになります。それでも、レベ
ル2の取り組みのところで、何とかプロセスの定義に取り組み、その流れの中で、
品質保証の仕組みを手に入れようというのです。
品質保証とは、
1)要求仕様を漏らさないプロセスを持っている
2)要求仕様が漏れるかもしれない状況でそれをカバーするプロセス(レビューな
ど)を実行している
3)テスト仕様に要求仕様が確実に反映される仕掛けや、それが事前にチェックさ
れる仕掛けを持っている。
4)仕様を実現するための適切な設計を行うことができ、それが独りよがりではな
いことを確認するプロセスを持っていて、仕様が確実に設計されている事を確認
するプロセスも用意されている。
5)ソースに成ったときは、そこでも設計書との食い違いがないことを確認するプ
ロセスかあり、テストが省かれないように、またバグが勝手に修正されないよう
なプロセスを持っていて、厳しく監視する仕組みが整っている。
6)このようなプロセスが機能するような成果物の構成や内容が事前に検討されて
おり、表記ルールなども予め決められていて、そこに合意ができている。