バラとケースでこんなに違う 06
▼秘訣は、みなが考え、みんなで現場を直し、ルールを作り、ちょっとでも楽な改
善を見つけては導入し、本当に日々変化のある現場でした。そのことを思い出すと
作業改善が止まってしまう本当の原因は、心にあるのかぁとも思えます。
▼意欲や活気の代わりに、惰性とマンネリ、ため息の現場もありえます。そんな物
流現場のトップは、ヤマアラシ(針が体中に)で人を寄せ付けない!
▼頑固とか部下から「だめ上司」と言われる人によく効く薬がありました。
結果は努力の成果 だけれども、努力には3通りあるのです。
個人の工夫と熱意。チームワークの目標設定。顧客や外部の満足。個人と組織の努
力が顧客評価につながらなければ、結果はいいはずがない。よくなければ、顧客も
組織も会社も評価されない、つまり儲からない。こんな単純な考え方を導入すると
▼「バラとケースの物流方法を変えましょう」という提案が、現場から出てくるの
です。そして、「だめならやり直そう」で大幅に変革実施。結果オーライ。
▼自動車搬送部門は科学と工学だけれど、こころ を忘れると時間が止まるのです。