ヤマト運輸が宅急便を開始
日通の通運事業(列車での貨物輸送)に対抗するように宅急便が登場しています。
小倉さんの書籍では、先見の苦労が語られていますが薄利多売を予想した物流サービ
ス誕生の時代です。全国への配送ネットワークが整備しているワケでもない頃から、
挑戦した意気込みには脱帽です。この後の通販時代に成長を約束されたわけですが、
そこまで読めていたのだろうかと感心する舵取りでした。自動車格納庫を貸す、トラックを貸
す、自動車関連作業者を貸すという、モノ貸し事業からサービスを提供する事業者への第1号だっ
たといえるでしょう。
今なお、自動車搬送部門をサービス業としていない自動車メーカーが多い中で、25年前の決断は大きな
ものでした。